2017年版7月1日はウォークマンの日。ウォークマンの歴史や進化について詳しく紹介します。
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最終更新日:2017/07/01
はやりもの
こんにちは、ヒロです。
7月1日はウォークマンの日です。
ウォークマンは、日本が誇る世界一のブランド力を持つソニーの創設期を支えた製品です。
勿論今でも形、性能を大幅にアップして存在しています。
ソニーの初期のウォークマンから今のウォークマンまでがどこまで進化しているのかみて行きましょう。
ウォークマンの日とは?
1979年のこの日、ソニーが携帯式ヘッドホンステレオ「ウォークマン」の第1号を発売した。定価は33000円だった。世界中で大ヒットしたことから制定されたみたいですね。
ウォークマンの歴史
日本の名経営者として名を馳せた井深大氏と盛田昭夫氏。2人が設立したソニーは今や世界的に有名な電機メーカー。そのソニーが起こしたライフスタイルの革命の一つが、携帯音楽プレーヤー ウォークマン®だ。
ウォークマン誕生
1970年代終わりに音楽記録媒体として普及していたカセットテープ。このカセットテープを外出しても聞くことができるよう、ソニーは1978年5月に肩掛け型で教科書サイズのテープレコーダー「TC-D5」を発売する。
この「TC-D5」を愛用していたのが創業者の1人、井深大氏だ。井深氏が海外出張の際、「TC-D5」を使って飛行機の中でステレオ音楽を聴いていたところ、重さや大きさといった不便さを痛感。「小型テープレコーダーの『プレスマン』に、再生だけでいいからステレオ回路を入れたものを作ってほしい」と当時の副社長に持ちかけたところ、早速社内の技術者が試作に取り掛かった。ソニーの技術者はすでに販売されていたモノラルタイプの小型テープレコーダー「プレスマン」から録音機能をはずし、ステレオ再生ができるようにした。これがウォークマン誕生のきっかけだ。
初代ウォークマン「TPS-L2」(提供:ソニー)
井深氏がこの試作品を盛田氏に持ち込んだところ、盛田氏も意気投合。商品化を進めるものの「テープレコーダー(録音機)は売れるが、テーププレーヤー(再生専用機)は売れない」と社内では否定的・悲観的な意見がほとんどであった。しかし盛田氏はその反対を押し切り、1979年7月1日、初代ウォークマン「TPS-L2」の発売を断行する。
しかし発売して2ヶ月間は鳴かず飛ばずだった。そこで、影響力のある芸能人にウォークマンを使ってもらい、雑誌に取り挙げてもらった。またウォークマンを若者に利用してもらい、その姿をまた他の人に見てもらう――こうした地道な「市場啓発」を繰り返し行い、認知度を高め、購買者を次第に増やしていった。結果、「売れるはずはない」といった社内の雰囲気は一変する。
日本で人気に火が付いたウォークマンだが、盛田氏は早くから海外を考えていた。ただ「ウォークマン」は和製英語で、英語圏では全く意味が伝わらない言葉。そのため、欧米の現地法人では販売しやすいように独自の商品名をつけていた。例えば英国では「ストウアウェイ(密航者)」とするといった具合だ。しかし盛田氏はウォークマンのネーミングが海外でも浸透し始めていたことを受け、「自分達が最初につけた名前で、世界に売り込もう」と判断。「ウォークマン」を統一の商標として、世界中で着実に浸透させていく。
「音質」を重視 広告展開も奏功
1982年、国内では2号機「WM-2」が発売される。斬新なボタンレイアウトを採用し、本体側にあるのが常識だった磁気ヘッドを蓋側に移動。さらに外付けのバッテリケースにより、約69時間の再生を実現。81年2月の発売から約2年で250万台も販売するヒット商品となった。
15周年モデルとなる「WM-EX1」
(提供:ソニー)
ウォークマンの設計者が力を入れたのは音質だ。よい音で音楽を楽しみつつ、周りの騒音が気にならないように改良を重ねた。WM-D6C(1984年発売)で初めてノイズリダクション(音声信号に含まれるノイズを軽減する信号処理)を採用するなど音質へのこだわりを追求する。また、広告展開にも力を入れた。1987年には猿が耳にイヤホンをして、手にウォークマンを握っている姿のCMは、世間の注目を集めた。
1994年には15周年モデルとなる「WM-EX1」が発売。「15の便利な機能」を売りに、最大で36時間の連続再生、最大25倍速で巻き戻し、早送りを行うことができる機能が加わるなど、さらなる進化を遂げていく。
記録媒体を変えて展開 カセット型は販売終了へ
初代MDウォークマン「MZ-1」(提供:ソニー)
しかしカセットテープは音質の劣化や頭出しに時間がかかるといった問題点がある。そのため記録媒体もデジタル録音・再生が可能なものが重宝される。結果、カセットテープからCD、MDへと記録媒体の移行が加速。ウォークマンも「CDウォークマン」(初代は「ディスクマン」として1984年に「D-50」が発売)や、「MDウォークマン」(1992年に初代録音再生モデル「MZ-1」、初代再生専用モデル「MZ-2P」が発売)として展開。カセット型ウォークマンもその後も進化を続け、FM・AMチューナーの内蔵、ワイヤレスリモコンの採用、液晶ディスプレイの搭載などの新機能が次々と加えられていく。
カセット型ウォークマンの最後のモデルとなった2002年発売の「WM-FX202」
(提供:ソニー)
しかし音源のデジタル化の進展、CD・MDなど新しいメディアの大幅なシェア拡大に反比例して、カセットテープの需要は低迷していく。2001年以降は、デジタルオーディオプレーヤーの世界的な普及が進み、2010年10月22日、カセット型ウォークマンの日本国内での販売終了が発表され、31年間の歴史に幕を閉じる。カセット型のウォークマンの累計販売台数は全世界で2億2000万台だった。
現在、「ウォークマン」の名が付く最新の機種はポータブルオーディオプレーヤー「ウォークマン Sシリーズ」「ウォークマン ZX1」など(2014年6月時点)だ。記録媒体が変化しても、「好きな音楽をどこでも持ち歩く」製品コンセプトは変わっていない。発売直後に、ヘッドホンステレオの一般名詞とさえ認識されたウォークマン®の影響力はこれからも色あせることはないはずだ。日本の家電の歴史に大きなインパクトを与えた「カセット型ウォークマン」は今後も語り継がれるだろう。
ウォークマンの進化
カセットテープ↓
CDウォークマン
↓
MDウォークマン
↓
メモリーウォークマン
と進化して来ており、
カセットからCDウォークマンになった時は、デジタル化による音質の保持と瞬時に次の曲へアクセスできる回転記録メディアが採用されました。しかし、その頃はまだ、CDは読み取り専用機器だったため、CDを買ったり借りたりしてカセットテープで音楽を聴く人は多かったですね。
CDウォークマンからMDウォークマンに変わった際はデジタルデジタル録音できるMDを持ち歩けるということでかなり普及しました。また、曲名なども編集出来ることから自分専用のアルバムを作る人も多かったですが、人に聞こえない部分の音をカットするMDを好きになれない人もいた為、完全にはMDに移行してません。その後、CDRが普及した際にはCDウォークマンが再度普及し始め、また、音楽データを約1/10程度のデータサイズで保存できるMP3をCDRで保存してCDウォークマンで聞けるようになってからは、CDウォークマンが優勢だった時代もあったと思います。
その後、MP3をメモリーに保存して音楽を聴けるMP3プレイヤーが出てからは、手軽に大容量の音楽を持ち出せることから、いまではこちらが主流なって来ました。WAVフォーマットを用いれば、CDと全く同じ音質を保てるので(その代わり容量10倍)使う人に使用方法は委ねることが出来るようになりました。
今は携帯電話で同等のことが出来るようになった為、携帯電話の容量を圧迫したく無い人や数年に一度買い換える携帯電話に音楽を入れて持ち歩くのを好まない人が専用のウォークマンを買ったりしています。
大きく時代は変わりましたね。アナログからデジタルに、そして、小型化大容量と本当に便利に鳴りました。
まとめ
ウォークマンは、その時の音楽メディアによって進化して来たわけですが、その分ライバルも増え、今はiPadがかなり人気です。しかし、音質等比べると、やはりウォークマンの方が優れていると言われているので、日本が生み出した世界のソニー製品をみんなも是非買いましょうブログ村のトレンドニュースの注目記事で1位になった記事です。
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