消費税増税延期で税収が見込めないのはパレートの法則から当然の結果

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パレートの法則


イタリアの経済学者ヴィルフレート・パレート（Ｖilfredo Ｐareto）が1897年に提唱。
社会全体の所得の約８割は２割程度の高額所得者がを占めているという所得分布の経験則。



パレート図
出典：http://www5d.biglobe.ne.jp/~nna/hinntolog0206.htm


　　・上位20％の営業マンが、売上げ全体の80％をあげる。
　　・20％の売れ筋商品が、総売上の80％を稼ぎ出す。
　　・20％の上得意客が、総売上の80％をもたらしている。
　　・サイト訪問者の上位20％が、アクセス総数の80％を占めている。
　　・納税者の上位20％が、税金総額の80％を負担している。

参考リンク
パレート図参考
パレートの法則 By wikipedia

この中で述べられている納税者の上位２０％が税金総額の８０％を負担している。これは富裕層の収入と低所得者の収入の差がめちゃくちゃ開いてるという事ですよね。



計算してみましょう。（わかりやすくするためにかなりざっくり計算してます）

計算しやすくするために日本の人口を１億人とします。
日本の１年間の税収を１００兆円とします。

納税者上位２０％という事は２０００万人
税金総額の８０％という事は８０兆円

納税者上位２０％の平均税金額＝８０兆円÷２０００万人＝４００万円

す、すごいですね。どれだけもらったらこんな税金額になるのやら。。。

一方残り８０％の平均税金額を同様に計算すると、人数が８０００万人税金総額は２０兆円なので

日本人の８０％の平均税金額＝２０兆円÷８０００万人＝２５万円

４００万円と２５万円は凄い差ですね。。

高額納税者が税金をごまかしたくなる気持ちはわかります。

でも、低所得者は、元々生活するためのお金すらままならない。さらに高額取得者は、低所得者を使ってレバレッジでお金を稼いでるわけなので低所得者より税金払うのは当然だと思います。
仮に所得税等を１％増税した場合の税収はいくら増えるかざっくり計算しますと

日本人の１年間の総所得額を１０００兆円だとすると１０兆円増加
消費税を８％から１０％つまり２％増税した場合、

単純に１０００兆円の２％とはなりませんよね？？

消費税はお金を消費した時に初めて税がつくので課税の対象が１０００兆円よりも格段と下がります。
消費税の考察記事参考にしてみてください

仮に平均１億円の所得者が５％で５００万人、平均５００万円の所得者が１５％１５００万人、残り８０％８０００万人が平均３００万円だとしましょう。
そうした場合、１億円の所得者の消費額は贅沢に言って２０００万円ぐらい？ですかね？もっと使う人もいるでしょうし、かなり抑える人もいるでしょうが、平均で。。。
５００万円の所得者は、３００万円ぐらい、３００万円の所得者は税金で引かれた分以外をすべて使って２００万円ぐらいでしょうか？とした場合。

１億円の所得者の税収総額＝２０００万円×２％×５００万人＝２０００億円
５００万円の所得者の税収総額＝３００万円×２％×１５００万人＝９０００億円
３００万円の所得者の税収総額＝２００万円×２％×８０００万人＝３兆２０００億円

合計：４兆３０００億円増加。

所得税１％増税より消費税２％増税多いにもかかわらず、消費税では、税収が５兆７０００億円も低くなります（あくまで参考値です）

そして、所得税の時は、１億円以上の所得者で２０００億円しか払ってないのに３００万円の所得者で３兆２０００億円も払わなければいけません。所得税の場合は、所得額に合わせて税率を変えれば、もっと税収増やすことも容易です。

つまり、消費税以外の増税をしたほうが簡単に税収を増やすことが出来ます。ここは当然政治家も押さえていますが、あえて目をつぶってるんですよね。自分たちがお金をいっぱい払わないといけないから。。。有権者のためと選挙で言っておきながら有権者が損する政策をあえてしてるんですよね。自分たちかわいさゆえに。。

もちろん所得税増えるのは、自分も嫌です。嫌ですが、消費税は、高額所得者である政治家が得をする税金であることが明白な以上、悪税と言わざるを得ません。

私財をすべてなげうって政治活動を行ったうえで消費税増税という人はともかく、お金持ってる政治家が消費税増税を持ち出したときはその政治家のことは、投票から外したほうが庶民のためになると思います。

税金の２０％しか払ってない８０％の庶民が一致団結すれば選挙で負けることはあり得ないので、庶民寄りの政治家が出てくることを是非期待したいですね。



ブログ村のトレンドニュースの注目記事で1位になった記事です。
↓
消費税について考察

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