フラジャイル9話。剖検による医学研究と治験による薬学研究の裏側をみた

フラジャイル10話（最終回）
こんにちは、ヒロです。
3月9日はフラジャイル9話目でしたね。
最終回に向けて見所いっぱいです。
早速行きます。

用語説明

剖検（剖検）

遺体を解剖して調べること

病理解剖は主に病気の解明のために行われる。

AM105

全てのガンに効き、副作用も見られない期待の新薬（架空のものです）

キャスト

メインキャスト

岸 京一郎
演 – 長瀬智也（TOKIO）
天才病理医。白衣を着用せず、常にスーツ姿。
宮崎 智尋
演 – 武井咲
新人病理医。
森井 久志
演 – 野村周平
臨床検査技師。
細木 まどか
演 – 小雪
外科医。いわく「岸の唯一の友人」。
佐田 直人
演 – 津田寛治[2] 岸の直属の上司。
火箱 直美
演 ‐ 松井玲奈[3][注 1] 製薬会社「アミノ製薬」勤務。MRの営業。
中熊 薫
演 – 北大路欣也
病理医界の重鎮。

ゲスト出演

松田 幸司
演 ‐ 小出恵介
間瀬 辰人
演 ‐ 高嶋政宏
丹羽教授
演 ‐ 中村育二
渋谷医師
演 ‐ 矢柴俊博

ストーリー詳細

ストーリー詳細前半

患者がなくなり、今後の患者さんの為に病理解剖を家族にお願いするところから始まる。

岸が病理解剖、剖検を、行いながら宮崎に問いかける。

岸「最後に患者に何かをしてやれるのは、病理医だ。病理医の中には剖検をやりたがらないやつもいる。感染する危険もあるし、時間も持って行かれる。患者を剖検するのは何の為だ？」

宮崎「死因の解明と予期せね病変の発見です」

岸「学生レベルだな。剖検するのは医者を再建する為だ。診断は正しかったか？治療は、正しかったのか？見落としはなかったか？臓器は雄弁だ。検査値やCTよりもずっとな。だがもう何をしようと患者自体は生き返らない。ジャーなんの為に？未来の誰かの命の為。ってやつだ」

人の命は人の死によって支えられている。

さて検査技師の森井は
壮望会第一総合病院を辞めました。

宮崎は必死に止めましたが、
森井は医者になりたいと打ち明けます。

ストーリー詳細中盤

中熊教授のもとへアミノ製薬の火箱から治験の依頼が健康な細胞を傷つけない抗がん剤という触れ込みでの依頼。しかしなんで投薬に権限を持たない病理医のもとへ？それがむしろ手つかずの人脈の宝庫に見えたためとのこと。
しかし、欲で手玉に撮ろうとした為中熊教授は異なる。
教授がだめだったので岸に直接アタックを試みる事に。

一方森井が辞めて、病理は火の車。今の状態で病理は10割を、維持できるのか？

岸が食事をしてる最中、中熊教授が来て仕事の依頼にらくるついでに新薬の治験の依頼が来たか確認したが岸は来てないと一言言い出て行く。

火箱が新人に教育。うちの新薬は右が上、他社の既存薬は、左が上と、箱に差をつけて、既存薬と新薬に目印をつけ、状態がいい患者には自社製、悪い患者には他社製を、治験として使い、自社製品の効果の水増しをするアミノ製薬。シビアな症例の患者のデータが欲しいと左ベロの薬品を使わせ医者も巻き込んで自社製品の評価を上げようとする。新入社員が完全犯罪じゃないですかも発言したところ、上司の間瀬が現れ「この新薬で生還した末期患者の症例は二つだ。たった二つの命じゃ足りないってのか？だからこそ他社の既存薬よりうちの新薬の方が結果が良くなくてはならん。」といい、黙らせる。
火箱は
「私胸を張ってやってますよ。この一箱一箱が将来人を救うんだって。この薬を認可させる為ならなんでもやります。」とこの薬にかなり惚れ込んでいることがわかる。

ストーリー詳細後半

病理があまりにも忙しいのを見兼ねて中熊教授は、新しい技師さんを入れてくれることに。
その時、宮崎の友人を病理診断したところ、ステージⅣのガンであることがわかる。
外科治療は、もう無理で放射線治療等の化学治療が必要になる。
しかし、寿命は半年。友人から電話が来て検査の結果を聞かれるが、主治医からでないと話せないと言う。しかしその、暗い声から結果を察してしまう。

後ほど宮崎は友人を訪れる。友人は主治医から結果を聞いた。しかし、今まで運が悪かったと思いながらなんとか乗り越えてきた。絶対に諦めないという強い言葉を聞き、病理に、戻ってきた宮崎は泣き出してしまう。
岸は「お前が患者好きなのは、よーくわかってる。でもそれは、お前が医者だからだと思ってた。」そこで宮崎の情の深さを思い知る。
そこで宮崎は、友人との話をするが、
岸は
「悪いけどお前ここやめてもらっていいかな。今のお前に100%の診断なんで出来ないだろう。そんな奴に顕微鏡を触らせるわけにいかない。たった一人の患者に振り回されてるなら、出てってくれ。そして、思う存分治療法を探して、患者の看病をすればいい。お前が病理にいるかぎり僕の言葉は絶対だ。」
自分の信念を貫いて他人にも辛く当たる。でも、それがあなたの言う100%の診断の妨げになってるんじゃないの？それってどうなの？と言われ、考え込む。

そんな時、友人ガネットで調べたアミノ製薬の新薬の治験情報を見つける。それを宮崎に話して、これにかけてみようといいなんとかならないかと頼み込む。

そこで宮崎は、アミノ製薬の火箱にコンタクトを取り抗がん剤のことを聞き出す。

そんな時、夢の抗がん剤AM105に副作用があることが発覚する。しかし、たったひとつの副作用で新薬の夢を終わらすわけにいかないと、間瀬は隠蔽を決意する。

宮崎は病理に戻って来てアミノ製薬の治験の話を岸に持ちかける。しかし岸は、
「お前分かってるのか？治験の目的は治療じゃない。」
「わかってます。薬の評価です。それでも患者は、生きる希望を持ってます。」

アミノ製薬の火箱とあった岸は、治験の協力を願えないでしょうか？と言われるも、あっさり、いいでしょう。という。
「臨床医は、腕を磨く機会が与えられる、患者は選択肢が増える。製薬会社は、必要な症例報告書が集められる。病院は、検査費と協力費でたっぷり稼げる。よく出来てる。誰も損はしない。」

宮崎は喜び、友人に治験出来ることを報告。

来週につづく。

まとめ

今回と来週は製薬会社の闇について語られる話になってますね。

今回のような、箱に目印をつけるようなやり方は、効果が嘘というのではなく、効果を大きく見せる為のテクニックは多分いっぱいあるんじゃないでしょうか？しかし、今回のような副作用については、すぐバレる可能性が高いので正直に謳った上で認可に走ると思います。しかし、何万件に一件ぐらいの症例の場合は、隠蔽されることもあるというのが本音ではないでしょうか？

しかし、日本は未承認薬の認可にはかなり時間がかかると言われてるのもこういうことの原因になってるのではないでしょうか？そうならないように仕組みも変えて行く必要もあるでしょうね。

しかし、海外で認可された薬ならまだしも、海外でも治験の段階にある薬を使うのは中々勇気が入りますね。治験のバイトとか高額だと言われますが、未承認薬と違って今回は治験という位置付けなので患者さんの金銭的な負担があるのかどうかが気になりますね。

来週のフラジャイルも楽しみです。^_^

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