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解けなきゃ恥!?科学者の威信をかけてデスバレーの動く石の謎を解明。動作原理について

公開日: : はやりもの


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こんにちは、ヒロです。

デスバレーの動く石をご存知でしょうか?
ひとりでに数キロ単位で動く石がアメリカにあるようです。
しかし、実際に動く事実があるのに動く理由どころか
観測すらできてないという状況が長い間続いていたようですが、
いつの間にやら謎が解明していたようです。

どういう原理で動いていたのか?
是非見てみましょう。



概要

アメリカ・カリフォルニア州とネバダ州との州境に位置する国立公園「デスバレー」は通称「死の谷」。1 万3500k㎡ほどの広さを持ったアメリカ本土最大の国立公園かつ人気観光地
その中に不思議な石は存在する

独りでに動くデスバレー国立公園の石
mig
出典
www.amusingplanet.com

アメリカ・カリフォルニア州、デスバレー国立公園に存在する石です。なんとこの石、独りでに動き出しこのような痕をつけている
干からびた大地の上に数十個の石が点在するのだが、気が付くと、それぞれ引きずられた跡がついているのだ。

独りでに動く石の謎
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出典
imgur.com

レーストラックという干上がった湖底で発見されて1940年代から科学者たちが研究していた。石は人が歩く程度の速さで移動するとのこと。

移動する石の重量は14キログラム前後が最も多く、最大級のカレン(Karen)と名付けられた石は、推定317キログラムもある。

動いてる姿を見ている者はいなかった。

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urban-review-the-sailing-stones-of-death-valley-3

出典
urban-review.com

これらの石が移動した跡は時に数十キロ~数百キロにおよぶが、誰もそれらが移動する瞬間を見たことがない。

概要に対するコメント


そんなばかな!?って話ですよね。
実際に動いた石の現物がある。そして動き続けている事実がある。
今の科学の力で調査してまず、目撃できないわけがない。
そして、過去に動いたけど今は、もう動かない「おじいさんの古時計」状態ならまだしも、
現在も動くことがあるのに石が動く理由を解明できないなんて
地球の科学者が真剣に調査してないとしか思えない。
もはや、解明できないのは科学者として恥といえよう。

仮説だけは立てていた科学者たち

石が動く原因には様々な仮説が立てられていた。

deathvalley01

出典
ecotraveller.tv


これまでにも様々な説が立てられおり、強力な地場の歪みによる「フォース説」。エイリアンの仕業による「宇宙人説」。地面のネバネバした細菌が石を滑りやすくする「細菌説」。しかし、どれも実証するにはいったていませんでした。

磁気説

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出典
boingboing.net

地球の岩盤の磁気が、マントルの対流等で移動し、磁気を帯びた石がその移動する磁力によって動いたのではないかとも言われたが、レーストラック周辺の石は磁気を帯びる石ではなく、この説も当てはまらない。

風説

Sailing Stones

Sailing Stones


出典
galleryhip.com

石の移動の原因として、ひとつ挙げられるのは、風。しかし、調査に参加した科学者は、数百キロもある石が移動するには、時速240キロ以上の強い風がなければ不可能だと話す。

そして有力とされてきた「氷床説」

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出典
www.dailymail.co.uk

当初は有力な説として氷床説が報告された。この場所はデスバレーの中では比較的高所にあり、冬には氷点下になる。冬の雨で表面に水が溜まった状態で気温が下がると石が埋め込まれた氷床ができる。それが移動することによって軌跡ができるとされた。

デスバレーで集めた気象データによって、ここでも北極と同じような極寒になることがわかった。

北極の岩や石は氷で覆われるため、地面から浮いた状態になって摩擦がなくなり、簡単に動くのではないかということだ。

仮説に対するコメント

科学者たちよ。仮説を立てるのはいいがちゃんと観測して
答えをみちびきなさい。

仮説というのは、観測できない事柄についてこうであろうと立てるのはわかるが、
観測する対象がきちんとあるんだからちゃんと仕事しなさいって感じですよね。

もちろん最初に仮説を立ててそのあとすぐ実験や観測して答えを導き出すなら
いいですよ。
謎のままになってる機関が長すぎたのが科学者の怠慢だと思うわけです。


しかしこの度その謎が遂に解明された

というわけでやっと解明していただけたようなので
楽しみに見てみましょう。

デスバレーの動く石解明編

このたび、スクリップス海洋研究所のリチャード・ノリス氏とインターウォーフのジェームズ・ノリス氏が発表した写真と気象学上の新たな証拠によって、動く石の謎にようやく最終的な結論が下されたようだ。
mooving-stones-in-death-valley


複数の石灰石の塊にGPS発信機を取り付けて、動いた距離や方向を記録し、特注の測候所から得たデータと照らし合わせた。


氷が石を動かしていた

27_m

氷が表面を覆いミニチュアの氷河のように石を運ぶという従来の説明と異なり、新たな証拠では、薄い浮氷が割れて石に積み重なることが示された。これによって十分な摩擦が生じ、泥に覆われた池の表面を動くと考えられる。

石はまるで海面の氷を割りながら進む砕氷船に見えるが、この場合、船を動かすのは氷の方である。

石は氷に押されて移動していることが明らかになりました。

その仕組みは:


冬に雨が降って石の周囲が池になる
池が夜の冷え込みで凍る
日が昇るとともに氷が融けて割れる
割れた氷が風に吹かれて池の上を移動する
同時に石を押して移動させる

29_m

出典
gigazine.net


「ゴルディロックス現象」


sailing-stones-6

出典
longdistancesss.wordpress.com

だが、条件がちょうど良くなければ石は動かず、古生物学者のノリス氏はこれを“ゴルディロックス現象“と呼ぶ。氷が厚すぎたり、晴れすぎていたり、風が安定して吹いていないと何も起こらない。

加えて、溜まり水がなくてはならない。年間の降水量が50ミリ以下のデスバレーでは、それさえ珍しい現象である。


石の移動に必要なもの


出典
動画:謎の自然現象「デスバレーの動く石」の仕組みを解明。GPS内蔵石で潜入調査 – Engadget Japanese


1.秒速3-5m の風
2.「風で移動できる程度に薄く、石を押せる程度に厚い、窓ガラスのような」、厚さ3-5mm 未満の氷
3.「氷が自由に動ける程度に深く、石を押すのに適切な浅さ」の、水深7cm ほどの池

しかも実際に動く姿も目撃したという

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出典
imgur.com

研究者らが動く石の証拠を記録し、昨年の冬には石が実際に動く様子を目撃できたことは素晴らしい偶然である。

「プラヤ一帯に、パチパチと弾けるような音が鳴り響きました。一瞬静かになったかと思うと、次の瞬間には弾ける音がして、次々に氷が割れていきました」とノリス氏は語る。

チームの一人Ralph Lorenz 氏いわく「史上もっとも退屈な実験」。ノリス氏も、石が動くのを目撃するまで5年から10年はかかると見込んでいたため、開始から2年で確認できたのは幸運だったと述べています。

出典
動画:謎の自然現象「デスバレーの動く石」の仕組みを解明。GPS内蔵石で潜入調査 – Engadget Japanese



気候変動で石は動くのを止めている…。
sailing-stones-9

出典
planetoddity.com


なお最も最近の移動の形跡は2006年頃。気候変動の影響で、1970年以降は移動回数が減りつつあるとしています。


まとめ

気象変動の影響で移動回数が減っていってるのは残念ですね。
ここからさらに気象変動が進むと、完全に動かなくなる時も来るかもしれません。
そういう意味でもうごいている今のうちに謎が解明できたことは、本当に貴重です。
本当にお疲れ様です。
原因さえ解明できれば、環境を今後整えることもできるかもしれないですし、
そうすれば、医師が動くことが珍しくないぐらいにもできるかもしれません。

いずれにしろ、謎を解明したことで一つの不思議な自然現象を後世に残すことができたので
マジシャンがこういう知識をもとに新しいマジックを思いつくかもしれませんし分野への
応用も今後期待していきたいです。




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